about 3solodec

  3Solodecの活動


このプロジェクトの発起人は映像ディレクター津村カツシで、2008年の6月に3Solodecの活動をはじめました。

 

 

 

少し大げさな表現かも知れませんが、誰にも知られないモノや作品は「存在しないのと同じ」という発想があります。いいものといわれる「モノ」をつくったならば、いかに欲しい人の手元まで届けるか・・というところまで責任を持ち完結させる時代に来ているようです。ということは、もはやひとりだけでは「ものづくり」はできないと言うことかも知れません。創作した作品をさまざまな方々に提供・共有するにはどのようにすればよいのか・・。

 

もっとも単純に思いつくのは、「必要な知恵を出し合う場をつくる」ということでしょう。そういう意味での、創作支援を試みる活動が3solodecなのです。


現在、サポーターはアートコーディネーターの泉澤章介氏、テクニカルイラストレーターの田代泰夫氏、珈琲屋「とと」オーナー・編集者の鈴木啓子氏と津村の 4名がサポーターとなっています。諸氏の語れば出てくる様々な発想や奇抜な意見、人脈や情報といったものが、作家へのフォローに生かされているのです。

 

津村はテレビの演出が専門ですが、企業ホームページ構築やWebプロデュースなどもおこなってきたことから、このプロジェクトにもその実績を生かすことを考えています。

 

今注目されているのはTwitterとUstreamでしょう。とくに2010年に入ってTwitterとUstreamということばをたびたび目にするようになっています。2010年2月のソフトバンクの決算説明会で孫 正義氏自らがiphoneを手にとってプレゼンをする姿をUstreamで中継しました。テレビというメディアを使いませんでした。インターネット上にリアルタイムに動画を中継をしたのです。このことは大きなインパクトを視聴者に与えたようで、Twitter上でこの中継のことが多くつぶやかれたのです。ソフトバンクUstreamチャンネルにはその時の映像が録画で残っているのでいまも見ることができます。ライブで見た人々はもちろんですが、後で見に来る人々も能動的にソフトバンクに興味を持ってやってくる場となっているのです。動画であるという映像のインパクトもあり、密室ではなく解放された決算説明会に好印象を持ったのは僕だけではないでしょう。時代がどういう方向へ向かっているのか、顕著に表れた出来事の1つなのではないでしょうか。


ではそういったツールは、どういった活用ができるのか?

 


それを確かめるのには実践しかありません。

 

 

UstreamはTwitterとセットになっています。Ustreamでリアルに発信し、Twitterで反応を見ることができるわけです。Twitterのレスポンスの早さは想像以上です。つまり、UstreamとTwitterのセットになったとき集客効果に期待できるということが注目されているポイントなのです。

 

 

 

今回、小島晃氏の個展でこれを実践してみようというわけです。作家とゲストが個展空間に足を運ばなくても作家とコミュニケーションがとれるということがどういうことなのか!それなりの仕組みが必要ですが、まずはやってみましょう。あなたも参加してください。
アートに新風が吹くことを願っています。

 


さて、スリーソロデックという妙な名前について少し説明します。

 

 

 

スリーソロデックの元の語呂は「そろそろソロでクリエイト」という一節で、「ゆっくりいこう」の「そろそろ」と楽曲のソリストの意味合いの「Solo」の語の組み合わせから発想した造語です。「ソロ」が三つ。それに「創造する」の「クリエイト」とを合成したものです。読みは「スリーソロデック」なのですが、音の感じで「ソロで行く」とも聞こえそうなので決めました。これはまさに50男の、ストレートな親父ギャグ的要素を含んでいます。

この「スリーソロデック -3Solodec-」が 「KSプロジェクト」等の母体です。

ことを起こすのも、サポートに回るのもどちらも楽しむ事を優先しながら活動しています。

2010-03-02 記:スリーソロデック 津村 カツシ